やらおんについて

2014年2月7日金曜日

【コピー】『のうりん、銀匙』と農業アニメブームだけど、実際の農業は厳し い! 就農1~2年目から農業所得で生計が成り立つ人はたった14%















農業で本当に食べていけるの?



政府は昨年、成長戦略の中で、40代以下の農業従事者を現在の約20万人から10年後には40万人に倍増させる目標を掲げた。

これに先立ち、12年度から45歳未満の就農者に対して年150万円を最長5年間給付するといった、『青年就農給付金』も始まっている。

この制度により、12年度の39歳以下の『新規参入者』の数は約1500人と前年比2倍となった。



しかし、補助金効果で就農者が増えたとすれば、補助金が切れたら、やがて離農率が高くなることも懸念される。新規就農者を増やすために何が必要なのだろうか。実際に新規就農した若者の取り組みを見ながら考えたい。



舩木翔平さんは東京・八王子市での非農家出身の独立農家第一号だ。農業高校、農業大学校を卒業後、自分の強みを活かして、農業を通した街おこしがしたい、という思いから就農を決意。2012年3月にサツマイモなど野菜の栽培を1ヘクタールでスタートさせた。

そしてそのわずか1年後の2013年3月には株式会社フィオを設立。農業生産だけでなく農業を通した交流事業を手掛けている。



「農業という業界に入った人間は野菜を作りたいものだと思われがち。でも、農業だけがしたいわけではない。ファーマーズマーケットや農業体験といったイベントを開催し、農地が地元にある意義を地域の人に感じてもらいたい」と、会社を設立した理由を話す。



ただ、会社設立の初年度であった2013年は、イベントなどの準備に奔走したため、種まきが間に合わないなど、肝心の農業生産が伸び悩んだ。作物売上高は190万円程度にとどまり、イベント売上高30万円と合わせて初年度売上高は220万円。ここから費用を差し引きし、利益は60万円と厳しい経営状況となった。このほかに単発で請け負う造園業の収入で補てんし、生計を立てている。



就農1~2年目から農業所得で生計が成り立つ人は14%程度(全国新規就農相談センター調べ)。新規就農者の約3割は生計の目処が立たないなどの理由で数年以内に離農するのが現実だ。



 農業で食べていけるかを決めるのは、5年、10年先を見据えた現実的な経営プランではないだろうか。



http://toyokeizai.net/articles/-/30128




0 件のコメント:

コメントを投稿