突然アニメの聖地に!廃業相次ぐ町の酒屋に起きた奇跡
かごや商店に巡礼者がやってくるようになったきっかけは、女子高生2人組のローカルアイドルが町を盛り上げるために活動する『ろこどる』というアニメが放映されたのがきっかけだった。
舞台は架空の町「流川」で、そのモデルは流山市である。
(略)
■大事なのは「欲をかかないこと」 人的交流のないところに「聖地」は生まれない
せっかくの機会なので、「どうしてそんなに詳しいんですか?」と開拓者の彼に話しかけてみると、「じつは僕、アニメはあまり詳しくないんです」と、意外な答えも返ってきた。
──えっ、そうなんですか?
「アニメファンというよりは、聖地に行って、熱意のある人と話をするのが好きなんです」
──とすると、つまり「アニメファンのファン」ってことですか?
「そうですね。みなさん熱意を持って語ってくれるから、つい、こっちも好きになっちゃう」
彼が言うには、映画や大河ドラマのファンなどに比べると、アニメファンの方が比較的、興味関心が長続きする。マスで展開したものはあっという間に火がつく代わりに、忘れられるのも早い。じっくりと人気が広がるローカルアニメの方がコアな固定ファンが付きやすく、町おこしには貢献している。
「大事なのは作品力ですよね。それが持続力につながる。
それと、とにかく欲をかかないことです。
アニメを使って盛り上げようと思ったけれど、そんなにお客さんが来ないじゃないか
と焦ったらダメです。どこにでもあるような商品にキャラクターのラベルを貼って売りつけようとするのも良くない。金儲けの姿がチラッとでも見えると、ファンは引いてっちゃいますから」
これには、筆者も深くうなずいた。
■「自分だけが儲かればいい」は禁物 ファンと一緒に町を作っていく
巡礼の目的は「消費」ではない。彼ら(彼女ら)はむしろ、経済原理に支配された考え方を徹底的に忌み嫌う。「自分だけが儲かればいい」という空気を感じたとたん、ファンの熱は冷めてしまう。
巡礼者は物語の舞台に繰り返し足を運ぶことで、そこで出会った人々と交流しながら、店のご主人や女将さんのファンにもなっていく。巡礼の究極の目的は、こうした「人的交流」やそれに伴う「ささやかでも血の通った社会貢献」の方にある。どんなに仕掛けてみても、交流のないところに「聖地」は決して生まれないのだ。
長いので全文は↓
http://diamond.jp/articles/-/71868
2015年5月21日木曜日
【コピー】【アニメ聖地】聖地巡礼者(開拓者)「大事なのは作品力。それが持 続力につながる、それと、とにかく欲をかかないこと」「どこにでもある商品に キャラのラベルを貼って売りつけようとするのも良くない」
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