やらおんについて

2014年5月20日火曜日

【コピー】アニメ監督・中村健治氏は2ch好きだったのか・・・ 「2ちゃんねる の反応を知ってスタッフがニコニコしはじめた」




















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中村健治



『怪 ~ayakashi~「化猫」』シリーズディレクター

『モノノ怪』シリーズディレクター

『墓場鬼太郎』オープニング/エンディング絵コンテ・演出

『空中ブランコ』シリーズディレクター

『C』監督

『つり球』監督

『ガッチャマンクラウズ』監督




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-それで『化猫』の極彩色な映像ができたんですね。



中村:

当時、自分が何を考えていたのかはよく覚えていないけれど、それまでの「怪談のアニメ」にピンときていなかったんでしょうね。アニメというと時代劇でも、現代劇でも画面のつくりが同じになってしまう。なんでもっと違う画面をつくらないのかなと思って。



今でこそ当たり前の映像手法なんですが、3DCGでレイアウト(画面設計)をつくることや、特殊なフィルターをかけることに挑みました。ただ当時はスタッフにとって初体験な手法が多くて「これってアニメなの?」と、現場の雰囲気がすごく微妙だったんですよ(笑)。



一部のとんがった人間は「イケるイケる!」と言っていたんですけど、ほかの8割くらいの人は「これ、上の人に見せたら放送しちゃいかんって言われるんじゃないか」と言っていたので、僕は恐くてドキドキしていたんです。ところがノイタミナで放送をした直後に、脚本の横手美智子さんからメールをいただいて。叱られるんじゃないかと思ってメールを開いたら、絶賛のおことばだったんですよ。



それで有頂天になって「2ちゃんねる」を見たんです。

基本的に「2ちゃんねる」は荒れているし、ひどいことを書かれる場所という印象があったんですが

そこで『化猫』はすごくほめられていたんですよ。

中でも「来週も観る」っていう感想があったことが一番うれしくて。

それで「やるぞ!」と思ったのを覚えていますね。制作現場はすごい修羅場だったんですが

「2ちゃんねる」の反応を知ってスタッフがニコニコしはじめたんですよ。

チームがひとつになって、折れかかった心がシャキンとなった。だから

2ちゃんねるの人たちやアニメファンにすごく感謝をしていますね。




http://noitamina.tv/creators_interview/001-a.html


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