●田中氏が手掛けるもうひとつのタイトル、『艦これ改(仮題)』
――田中さんは、『ナチュラル ドクトリン』のほかに、PS Vitaで『艦これ改(仮題)』の開発も進められていますね。このタイトルが気になっているゲームファンも多いと思いますが……。
田中 正直に申し上げて、我々『艦これ』開発/運営は、ブラウザゲームの『艦これ』の対応のため、年末も正月もクリスマスもなかったんです(笑)。生きてるタイトルなんですね、『艦これ』って。
だから、望んでくれている方がいる限りは、この苦しさと楽しさを全力で駆け抜けていくしかないと思っています。提督の皆さん(プレイヤーのこと)が5万人だったときと、50万人だったときと、100万人だったときでは、ゲームの軸は変わりませんが、ほかのいろいろな要素やバランスは少しずつ変化していく部分もあると思います。
ですので、『艦これ改(仮題)』も、プロジェクトを起案したときに考えていたものと、いま準備しようと思っているものは、少し変わってきました。
――『艦これ』の形が変わっていくのに合わせて、『艦これ改』の形も変わっていく、と。
田中 『艦これ改』自体はパッケージソフトですから、ある種、“静的”な存在になります。僕たちとしては、『艦これ改』が“静的”であることを、いい意味で活かしていきたいと試行錯誤しています。アニメの『艦これ』の準備も進んでいて、『艦これ改』と合わせて、いい流れができると思います。難題いっぱいなんですが(笑)。
――『艦これ改』は、『艦これ』のような基本無料のゲームではなく、お店で買える、パッケージソフトとして展開するのですね。
田中 はい。ブラウザゲームの『艦これ』は、本当にありがたいことに提督の皆さんにご支援をいただいていて、現状サービスを続けていられます。『艦これ改』は、パッケージに対してお金を払ってくださった方にお渡しするものなので、『艦これ』とは立ち位置が違いますが、その温度感を一歩ずつ確かめながら形にしたいと思っています。
――いつごろ遊べるのか、気になりますが……。
田中 今後の発表をお待ちください。ブラウザ版とそこはかとなく共通項もありますので、ブラウザ版をプレイされている方も、作りかたやチームは違いますが『ナチュラル ドクトリン』を手にとっていただいた方も、楽しみにお持ちいただければと思います。
――『ナチュラル ドクトリン』の発売も、『艦これ改』の続報も、楽しみにしています。それでは最後に、ゲームファンにひと言お願いします。
田中 『ナチュラル ドクトリン』には、このプロジェクトに参加してくれたスタッフみんなの想いが詰まっています。そういった想いのひとかけらでも、皆さんに届いたらうれしいですし、今後のゲームの楽しみかたや、いろんなことのヒントやきっかけになったらいいなと思います。
『ナチュラル ドクトリン』の存在を通して、「俺だったら、SRPGはこう作るな!」と、つぎの形のSRPGが出てきたら、本当にそれは楽しみなことですし、自分もその新しい形のSRPGをたくさんやりたいですね。いろんな人が、新しいSRPGを模索してくれるひとつの取っ掛りになれたらうれしいです。いままでのSRPGとちょっと手触りの違う『ナチュラル ドクトリン』、ご興味のある方は、ぜひ手にとっていただければと思います。
http://www.famitsu.com/news/201401/31047346.html
2014年1月31日金曜日
【コピー】PSVita『艦これ改』はパッケージに対してお金を払った方にお渡しす るものなので、『艦これ』とは立ち位置が違う
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