やらおんについて

2014年1月31日金曜日

【コピー】【Fate】奈須きのこ「極端な話ですが、物語性においても映像面にお いても新作stay night はzeroとは別のモノと考えてください」















2014/1/31 : 10周年!(きのこ)■

あけましておめでとうございます。奈須です。

旧暦で考えればギリギリありですよね。ギリギリ。





そしてようこそ2014年1月30日……!

この日をもちまして、Fateはまさかの10周年を迎えました! ヤッタネ!




いや、本当に感無量です。一つのコンテンツが10年も続くという奇跡を、2004年の頃の自分たちは考えてもいませんでした。

これも皆さんのご愛顧があっての事。まだまだいたらない僕らですが、いただいた応援をお返しできるよう精進したいと思います。

10年間、まことにありがとうございました。どうかこれからもTYPE-MOONを見守ってやってください。





―――さて。

あらゆる創作者にとって自作とは子供のようなものです。

叶うのならどこまでも健やかに育ってほしいと願い、Fateをここまで育ててきました。

月日が経つにつれ子供だった頃の面影は消え、違う一面を見せるようになるでしょう。



それでも根底にあるものは変わらず、常に新しい魅力を放つ作品になるよう、これからも努力したいと思います。

具体的にはまずufo版Fateを。



タイプムーンエースでも武内/奈須、近藤社長、三浦監督が語っている通り、

『新しいstay night』を目指して作っています。

制作会議の一回目、自分がスタッフさんに語った言葉は以下のものです。





「極端な話ですが、物語性においても映像面においてもzeroとは別のモノと考えてください。

 stay nightが目指したものとZeroが目指したものは別のもの。

 これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。

 stay nightもzeroも違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」






暴論である事は覚悟の上での発言でした。

自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。

そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。





「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。






―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。

あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。

今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております。





 ◆

とまあ、そうはいっても月姫もガシガシやってるからそこは大目に見てほしい。

らっきょも終わったし、具体的には週五月姫・週二Fateぐらいの割合。ホントだって。

……ホロウの収録とかEXTRAまわりとかあるけど、そこはそれ、一週間を九日ぐらいに増やせればなんとか……なる……さ……



 ◆

「そうは言うけどよキノコ! もしダークソウル2が出ちまったらどうするんんだい!?」

「その時は―――笑ってごまかすさぁ」 ばきゅーん。



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